第五回日本エヴァンジェリー・サミット・ジャパン

「私は道であり,真理であり,命です (ヨハネ 14:6)

王であるキリストを生活の中心に戻する」

ZOOM オンライン会議 – 20221125日~26日( 土・日)

www.evangeliinetworkjapan.org

ESJ-5 N0001

 

プレスリリース

2023221

 

今回のサミット「Evangelii Summit Japan 2023」の目的は、キリストが私たちの生活や社会全体の中心となることの必要性を強調することです。近年、極端な世俗主義や物質主義、イデオロギー的な真偽の確認がなされ、人々の生活の中心であるキリストが失われつつあることが指摘されています。このサミットは、人と社会が神と「王であるキリスト」を生活の中心に戻す必要性を強調することを目的としています。

相対主義という名の暴君

今日、世界各地でキリスト教徒に対する迫害が確実に増加しています。教皇ベネディクト16世は、「相対主義の横暴」について警告しています。この横暴は、最近、「お目覚め(Woke)文化」のような分裂的イデオロギー、伝統的な核家族への攻撃、夫と妻としての男女の役割の低下、胎児から老人までの生命の価値の安売りとして現れています。

物質主義の蔓延、ソーシャルメディアやスマートフォンの普及、ワーカホリックなライフスタイルは、精神的なデザートや空虚感を生み出し、栄養のない一時的な快適さを求め、習慣的な有害行為や人生の意味に対する絶望を引き起こします。

日本では、高い自殺率、伝統的な家族観の崩壊、過労とハラスメントによる体調不良、海外の「お目覚め(Woke)文化」輸入の増加などが見られ、人々の生活における精神的空白と希望の欠如が指摘されています。

日本の隠れキリシタンの不屈の精神

隠れキリシタンは、250年にわたる日本での迫害の間、王であるキリストの帰還を待ち続けました。そのため、彼らを手本にすることで、王であるキリストの帰還を信じる彼らの確固たる信仰、希望、信念に触発されることができるのです。なぜ、この勇気あるクリスチャンたちは、このような恐ろしい状況下でも耐え忍ぼうとしたのでしょうか?彼らは、キリストが道であり、真理であり、命であること、真の喜び、自由、人生の意味、救いはキリストに従い、信じることによって見出されることを知っていたからです。 キリストが彼らの「福音の喜び」であり、「キリストが彼らの王」であることを。多くの犠牲と苦しみの中で忍耐したこの物語は、現代の私たちにとっても教訓となり得るものです。

日本の隠れキリシタンとアイルランドの隠れキリシタン

教会の歴史を通して、教会とその人々が厳しい脅威と迫害にさらされるたびに、その後に神からの恵みと聖霊の癒しの力が爆発し、教会の成長と善良さと活性化の新しい花を咲かせたのである。 この現象は、ローマ帝国の迫害を乗り越えた初期キリスト教徒から、17世紀から19世紀にかけての厳しい迫害にもかかわらず、5世紀以来、聖パトリックによって教えられたカトリック信仰にしがみついたアイルランド人などにも見られることである。このように、迫害された日本人やアイルランドのキリスト教徒が体験した信仰の再興は、驚くほど似通っているのです。

1865年3月17日(聖パトリックの日)、「王であるキリスト」の帰還を忍耐強く信じていた日本の隠れキリシタンの長い苦悩の中に、この真実を見ることができるのです。この日、この地域のカトリック教会(長崎・大浦カトリック聖堂、日本最古のカトリック教会で、国宝に指定され、2018年からはユネスコの世界遺産に登録されている)内にいたフランス人宣教師ベルナルド・プティジャン神父の前に、キリストが本当に日本に帰ってきたという印を求め、ためらいながら隠れ家から出てきた日本のキリスト教徒たちが現れたのです。驚いているプティジャン神父に、彼らはおずおずと近づきながら、「私たちはあなたと心を一つにしています」と主張しました。この驚くべき発見のニュースは このニュースは世界中に広まりました。大浦カトリック聖堂には聖母像が作られ、この特別な日である「聖パトリックの日」を記念して、「日本キリスト教発見の聖母」と呼ばれるようになったのです。

サミットは祈り

今日、アイルランドと同様に、キリスト教徒だけでなく、日本のすべての人が、別の種類の迫害、すなわち極端な物質主義、進歩的世俗主義、絶望と虚無につながるイデオロギーの弊害に直面している。そして、かつて、日本の隠れキリシタンやアイルランド人が示したように、彼らの祈りと不屈の精神と信仰への固執は、王であるキリストの帰還によって確かに報われたのです。このサミットは、日本におけるキリスト教信仰の復活と、私たち国⺠、そして社会全体への「王であるキリスト」を生活の中心に戻するの祈念するものです。

エヴァンジェリー・サミット・ジャパンについて

エヴァンジェリー・サミット・ジャパンは、東京教区の麹町聖イグナチオ教会を中心としたボランティアで構成される信徒カトリック団体「エヴァンジェリー・ネットワーク・ジャパン」が主催する草の根の年次行事です。

エヴァンジェリイ・ネットワーク・ジャパン
メール: enjsummit@gmail.com