1回マリアン会議ジャパンMCJ 2023

五月、聖母月に:「絶えざる御助けの聖母」

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MCJ-N0001 

プレスリリース

20221026

 

「マリアン・カンフェレンス・ジャパン」(2023年5月5日)は、

  • – 聖母マリアを「絶えざる御助けの聖母」としての役割で称え、
  • – 聖母月である5月に焦点を当て、
  • – 聖母マリアの執り成しを共に祈ります。
  • – 私たちの日常生活におけるキリストの癒しの力のため、
  • – 悪と誘惑に対する聖霊の守護のため、
  • – 私たちの嘆願を、マリアの子、救い主、王であるキリストの犠牲と結びつけるために。

「絶えざる御助けの聖母」イコンには、幼子イエスが、恐れに満ちた、母の腕の中に駆け込み、その弾みでサンダルが脱げている姿が描かれています。イエスは、大天使ガブリエル(イエスの十字架刑を象徴する十字架を持つ)と大天使ミカエル(イエスの脇腹を刺すことを象徴する槍を持つ)の出現によって、これから起こるご自分の受難と死を見ているのです。

それは、神の子である私たちが、たとえ大きな恐怖や苦しみ、喪失感に直面することがあっても、イエスと同じように、聖なる母によって慰められることを思い起こします。

イコンの中で、聖母マリアは、イエスを受け入れるために手を開いています。これと同じように、私たちが祈りの中で聖母に呼びかけるとき、聖母は私たちを受け入れてくださいます。聖母はまた、イエスを指し示しています。それは私たちが、自分の嘆願が聖なる母を通してイエスに向けられることを知り、慰めを受けることが出来るためです。家庭と子供という贈り物の祝福、権利、喜びが、時間的にも精神的にも侵食されているこの時代に、私たちは「絶えざる御助けの聖母」に、家庭と子供たちを助けるために助けに来てくださるよう懇願するのです。

聖母の月である5

教皇パウロ6世は、5月について短い回勅「メンセ・マイオ」(1965年4月29日)の中で、5月は「地上のすべての場所で天の元后に向けてささげられる信仰と愛の感動的な賛辞」の機会であると書いています。

5月はマリアの月であり、「聖母」の次の祝祭日が含まれます。

  • 5月13日: – ファティマの聖母の祝日。
  • 5月24日: – 扶助者聖母マリアの祝日。
  • 5月31日: – 聖母の訪問の祝日。

ロザリオの祈りは、13世紀、聖ドミニコへの聖母マリアの出現を通して、私たちに与えられた偉大な黙想の祈りです。その「光の神秘」の中に「マリアを通してイエスへ」という心温まる黙想があります。イエスは「私は道であり、真理であり、命である」(ヨハネ 14:6) と言われ、聖母はイエスの母として、私たちにイエスへの道をも示してくださっているのです。「(イエスの)母は給仕たちに、『何でもこの人の言うとおりにしてください』と言った」(ヨハネ2・5)。「カナの婚礼」 (ヨハネ2章1~11節)での聖母マリアのこの言葉によって、私たちは、イエスに従うこと、イエスに信頼を置くこと、イエスを自分の人生に受け入れることによって開かれる、大きな喜びを思い起こすことができるのです。

聖母マリアを通して働く聖霊の力によって、私たちもまた、私たちを通して働く聖霊の慰めを受けることができるのです。神が聖母マリアの人生に大きく介入し、御子の母となるよう招き、マリアが神の招きを謙虚に受け入れたこと、マリアへの献身を通して、私たちは神に近づくことができるのです。私たちはマリアから謙遜の喜びを学び、それが聖なる生活へとつながり、私たちもまた、地上での今日と、来るべき天上の生活においてキリストと結ばれることができるようになるのです。

物質的な財産の短期的な約束に満足せず、人生の意味を求め、癒しを必要としている現代人にとって、聖母マリアに立ち返り、私たちの願いのために助けととりなしを求めることによって、私たちは日常生活と霊的な旅の両方で慰めと安らぎを得ることができるのです。

Marian Conference Japan(マリアン・カンファレンス・ジャパン)について

日本の「潜伏キリシタン」の勇敢な信仰に触発された MCJ は、聖母マリアへの献身を広めるための年次草の根会議です。 MCJ は、東京の聖イグナチオ教会の教区と他の教区のボランティアで構成されている信徒のグループ、エヴァンジェリ ネットワーク ジャパンによって組織されています。

エヴァンジェリイ・ネットワーク・ジャパン
メール: contact@marianjapan.org

 

「イエス様は、私の『汚れなきみ心』への信仰を全世界に打ち立てたいと願っておいでなのです。」

ファティマ – 聖母の言葉  – 【1917年 6月13日】